エンジニアとして働いていて、自分の年収が他人と比べて高いのか低いのか気になる人も多いのではないでしょうか。女性の場合、女性だから低いのでは?と気にしている人もいるかもしれません。最近では格差社会が顕著となり、実力主義を採用する会社も増えて年齢などの条件に関わらず年収に開きが生じてきているようです。そのような現状もふまえながら、システムエンジニアの年代別の平均年収を男女別にみてみましょう。
システムエンジニアの平均年収を調査すると、全年代の平均年収を性別別に見てみると男性では615万円程度、女性では500万円程度になります。全労働者の平均年収が410万円程度なので、女性エンジニアであっても他の業種よりも100万円以上も上回る事になります。
システムエンジニアは、他の業界よりも残業が多く、長時間労働の傾向にある事によって、平均年収を押し上げているという見方もあります。
年代別で平均年収を調査すると、当然ながら50代から60代の年齢層が最も平均年収が高いようです。50歳から54歳までの平均年収では、男性が800万円程度。女性でも700万円前後と高額であることがわかります。
このことから、システムエンジニアの収入はあまり性別に左右されず、他に比べ高収入な仕事といえるでしょう。実力さえあれば、1000万円以上の年収を得る人も少なくないようです。
基本的にシステムエンジニアの年収は、年齢を重ねていく毎に増加の一途をたどっています。さらに独立している人や起業している人では、年収が1000万円以上になる事もあるようで、年齢や性別に関わらず、実力次第では年収を大幅に上げる事も可能な職業です。エンジニアの世界では、比較的独立がしやすく、若者や女性でもフリーになって活躍している人がたくさんいます。成功すれば、1000万円以上の夢ではありません。
システムエンジニアの平均年収は、他業種に比べ高いということは前述のとおりですが、実は新入社員や異業種から転職したようなスキルのない人にとっては、高いとはいえない金額です。具体的には、300万円から400万円程度になる場合が多いようです。
比較的、実力主義が浸透しており、女性でも優秀な人材であれば、きちんと年収が上がる会社がほとんどです。その一方で、成果を出して高い年収をもらっている人と、そうではない人とで収入格差が発生していることもふまえておかなければなりません。安易に「エンジニアは高給」だと門を叩いた結果、思い描いていた収入とかけ離れた現実を目の当たりにして、嫌気を感じる人も少なくありません。